築城年代は定かではない。佐々木氏の家臣小川主膳の居城で、元亀3年(1572年)に信長によって攻め落とされたと云われる。小川主膳の名は城郭大系では「正秀」、滋賀県中世城館分布調査では「秀康」である。

小川城は藤樹書院跡から西へ150m程の所に築かれている。現在宅地や水田になっているが、道路沿いに小さな立て札があり、北西部の土塁が残されている。 現在も末裔の方が住んでおられるようで、絵図が残されているという。

藤樹書院跡の北の交差点を西へ曲がり妙専寺の前を通って高島バイパスの方に向かう。バイパスの下をくぐる手前の民家の所に北側に土塁が見える。

最寄り駅(直線距離)
1.0km 安曇川駅
3.6km 近江高島駅
3.8km 新旭駅
8.3km 近江今津駅
9.2km 北小松駅

付近の城(直線距離)
1.8km 近江 五番領城
2.1km 近江 下ノ城
2.4km 近江 永田城
2.6km 近江 新庄城
2.7km 近江 三重生城
3.4km 近江 大溝陣屋
3.5km 近江 大溝城
3.6km 近江 船木城
3.7km 近江 平井城
3.9km 近江 横山城
4.1km 近江 田中城
4.5km 近江 武曽城
4.5km 近江 清水山城
4.5km 近江 打下城
4.8km 近江 ヤナガ谷砦
5.3km 近江 日爪城南砦
5.4km 近江 伊黒城
5.5km 近江 日爪城
6.1km 近江 太山寺城
9.9km 近江 野尻坂砦

2011年7月