天正10年(1582年)前田利家によって築かれた。 天正9年(1581年)越前国府中より能登に入国した前田利家は羽咋郡菅原(菅原城か)に入り、その後能登一国を領して七尾城に入った。利家は山城である七尾城より港に近い所口村へ居城を移す為に築城に着手した。これが小丸山城である。しかし本能寺の変により織田信長が没すると天正11年(1583年)には加賀国で石川郡と河北郡を加増され、利家は加賀国尾上城(後の金沢城)へと移り、小丸山城には兄の前田安勝を置いた。その後、一国一城令により廃城となった。

城は七尾の市街地の西部にある独立丘陵に築かれており、現在は小丸山公園として整備されている。

本丸は東側の第一公園といわれ、南西隅と南東隅が小高くなって櫓台の跡とされる。 空堀で隔てた西の第二公園が二の丸、北にある通称愛宕山、南の宅地となった大念寺山も城域と考えられている。

最寄り駅(直線距離)
0.6km 七尾駅
4.4km 和倉温泉駅
5.0km 徳田駅
6.5km 田鶴浜駅
7.8km 能登二宮駅

付近の城(直線距離)
2.7km 能登 源田山館
3.1km 能登 七尾城古城新藪北支群
3.2km 能登 七尾城小池川原丸山支群
3.4km 能登 七尾城古城新藪南支群
3.6km 能登 七尾城矢田砦
3.7km 能登 七尾城古府谷山支群
4.6km 能登 七尾城
4.8km 能登 七尾城展望台
5.1km 能登 七尾城物見台
5.2km 能登 奥原館
5.4km 能登 古府桝形山砦
5.8km 能登 八田城ヶ峰砦
6.2km 能登 高田館
6.7km 能登 田鶴浜館
7.6km 能登 春木斎藤館
7.8km 能登 幾保比城
7.9km 能登 曲松城
7.9km 能登 多茂城
8.2km 能登 杓子ヶ峠上部砦
9.0km 能登 二穴城
9.1km 能登 二宮道砦
9.1km 能登 石動山城

2009年8月