長門 信田ノ丸城ながと しだのまるじょう

城郭放浪記


△トップに戻る

TOP > > (長門国/山口県) > 信田ノ丸城
Tweet
長門 信田ノ丸城の写真
掲載写真数
形態
山城(342m/150m)
別 名
志多城,信田丸城
文化財指定
市指定史跡
遺 構
土塁,曲輪,堀切,畝状竪堀群,竪堀,虎口
城 主
杉氏
縄張図
信田ノ丸城縄張図
歴 史

築城年代は定かではない。大内氏の重臣杉伯耆守重良、重矩の居城と伝えられる。

説 明

信田丸城は今富川に面した標高342mの山頂に築かれている。

主郭部は山頂部で東西に伸びた尾根に曲輪を展開している。東西に長い主郭(曲輪i)は西がやや高く、東端には石碑と案内板がある。東へは大小四段の腰曲輪があり、一部土塁を伴う。西は土塁の付いた腰曲輪があり、西尾根は二条の堀切(堀1)と竪堀によって側面移動を押さえている。虎口は西の曲輪iiから南の横堀状の通路に降りる虎口1と主郭から南尾根に降りる虎口2がある。虎口1は土塁がやや食い違いとなっている。

曲輪ivは主郭から南西に伸びた尾根にあり、大きく四段の曲輪となる。西側面にはビッシリと畝状竪堀(畝竪1)があるが、畝竪は南や南東側面にも若干痕跡が認められる。西側は現在の登山道が鞍部へと続く道がある。

曲輪vは南の南尾根にあり、土塁の付いた曲輪vとと南西下北東尾根に曲輪が続いている。南東尾根には曲輪viがあり、先端に畝状竪堀(畝竪2)、南西側面にすり鉢状になった腰曲輪があり、その下部にも畝状竪堀(畝竪3)が付いている。

尾根の先端には曲輪vii、曲輪viiiといった削平のみで切岸の甘い曲輪が確認できる。

案 内

城山の南東にある十間(じゅっけ)から城南に至る道の入口に案内板が設置されている。ここから城南方面に車で入り、舗装路の終点にある民家の脇から登山道が山頂までついている。車は終点の少し手前にある空き地に置くことができる。

天龍寺に杉重良の墓がある。

最寄り駅(直線距離)
6.3km 美祢駅
6.8km 南大嶺駅
7.4km 湯ノ峠駅
7.5km 四郎ケ原駅
8.0km 厚保駅
所在地/地図
山口県宇部市大字奥万倉字城南
GPSトラックデータダウンロード :[KML形式 ][GPX形式 ]
付近の城(直線距離)
2.6km 長門 藤ヶ瀬城
3.6km 長門 埴生山城
3.6km 長門 伊佐城
4.1km 長門 国司家館
6.3km 長門 荒滝山城
6.5km 長門 東分茶臼山城
8.4km 長門 鷹ノ子山城
8.5km 長門 船木宰判勘場
8.7km 長門 財満氏館
8.7km 長門 塚之原城
8.8km 長門 岡部城
9.1km 長門 熊谷氏居館
9.2km 長門 木の実山城
9.7km 長門 本久城
最終訪問日
2017年6月
TOP > > (長門国/山口県) > 信田ノ丸城