長門 沢差城ながと さわさじょう

城郭放浪記


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長門 沢差城の写真
掲載写真数
形態
山城(263m/150m)
別 名
石楠山城
文化財指定
なし/不明
遺 構
曲輪,堀切,畝状竪堀群,竪堀,虎口
城 主
鷲頭弘忠(刺賀政頼)
縄張図
沢差城縄張図
歴 史

築城年代は定かではない。弘安8年(1285年)大内持世の家臣鷲頭弘忠が築城した石楠山城とも考えられている。

深川城主鷲頭弘忠の支城であった。

説 明

沢差城は秋芳桂花小学校の北西に聳える標高263mの山に築かれている。

南北に伸びる山頂部の尾根に大きく3つに区画する曲輪群があり、南の最高所に立地する曲輪が主郭と考えられる。

曲輪Iは山頂部にそって北東から南西に伸びており、北が高く北端は岩が転がっている。中央南側に虎口とも考えられる地形があり、南下に下る通路がある。西端は堀切ではなく、放射線状になった畝状竪堀群1があり、やや緩やかな南側に設けられ、北側は竪堀2のみ確認できる。

曲輪IIは北端部にあり、中央が一番高く、南北に緩やかな傾斜を伴う。北東端にスロープがあり虎口とも考えられるが、新しくつけられた山道かもしれない、それを下ると腰曲輪となり、北側面に道が付いていて北尾根を遮断する堀切8の下部に接続する。北東側は段があるがはっきりせず、浅い堀切があったかもしれない。この堀切部分から南側に三条の連続竪堀9がある。

曲輪IIIはIとIIの間でやや低くなった尾根上にあり、南は堀切4、北も浅い堀切跡と思われる堀切5がある。

案 内

南の二末集落から堀底の山道が付いており、これを使って登る事ができるが入口はわかりづらい。

車は秋芳桂花小学校の駐車場を借りた。

最寄り駅(直線距離)
5.3km 於福駅
7.0km 渋木駅
9.1km 重安駅
主な参考文献
山口県中世城館遺跡総合調査報告書-長門国編-
日本城郭大系〈第14巻〉鳥取・島根・山口(新人物往来社)
所在地/地図
山口県美祢市秋芳町嘉万字横山
GPSトラックデータダウンロード :[KML形式 ][GPX形式 ]
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10.0km 長門 深川城
最終訪問日
2021年6月
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