建武元年(1334年)岡田胤盛によって築かれたと云われる。 岡田氏は相馬胤村の子胤顕を祖とし、胤盛の代に相馬重胤に従って下総国より行方郡に移り、岡田館を築いた。
岡田氏は相馬氏の重臣として代々岡田館を居城とし慶長16年(1611年)中村城に移るまで続いた。
岡田館は小高川の南岸にある山塊の北東部に築かれている。
初発神社(はじめ)境内が主郭とみられ、境内西側に土塁が南北に設けられている。 東側は畑となった広い削平地が一段ある。土塁の西側もやや狭い曲輪があり、西へ続く丘陵は空堀と見られる谷が大きく入って中央に土橋が残る。
県道120号線と256号線の交差点南に初発神社参道入口がある。
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