築城年代は定かではない。天正年間(1573年〜1592年)には国分盛重が松森城主であった。
天文年間(1532年〜1555年)頃には国分氏が松森城おり、天文の乱で晴宗方となっていた岩切城主の留守氏と稙宗方であった国分氏とで対峙していた。国分氏は後に伊達氏に従うこととなり、伊達輝宗の弟盛重が国分氏の家督を継いだ。しかし、天正年間(1573年〜1592年)には国分氏は改易となり、松森城は大崎領との境目の城として伊達氏によって改修された。
松森城は標高80mほどの山に築かれており、現在は鶴ヶ城公園として整備されている。
松森城は最高所の本丸を中心に東西に伸びた尾根に曲輪を展開している。これが鶴の形に似ていることから「ヶ城」の別称となっているのであろう。本丸の西にあるのが二の丸でさらに西へ降りて行くと大堀切などが残っているが、公園整備されているのは本丸の周辺のみで二の丸は整備されていない。
南山腹に公園の無料駐車場がある。
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