築城年代は定かではない。文正元年(1466年)の城主は大内下総守久政であったが、岩津城主松平信光によって攻められ落城したという。
大平本城は大平集落の東にあり、南へ張り出した丘陵の頂部に築かれている。 谷を挟んだ北側には姫城がある。
大平本城は南北に長い主郭があり、東側に削り残しの高土塁があって北端部は幅が広くなり櫓台のようになっている。南西下には帯曲輪が付き、南の神社との境に一条の堀切がある。主郭の北側は大きく落ち込んでおり、堀切があったと思われるが尾根は大きく削られていてわからない。
県道19号線と県道353号線との交差点付近に神社への参道があり、そこから入ることができる。