応永4年(1397)尹良親王が寺尾城に籠もって世良田政義の支援を受けたのが始まりとされる。
戦国時代には乗附治部左衛門、乗附囚獄ら乗附氏の城であった。
乗附城は標高211mの山に築かれている。
標高211mの最高所を主郭とし北東から南西に伸びた尾根と主郭の北尾根に遺構が残る。主郭の東下は二重堀切、西と北を一条の堀切で遮断する。南西側はさらに曲輪群が連なり堀切もあるが、後世に重機が入っているようである。『日本城郭大系』の縄張図では南西の峰が主郭とされるが誤りであろう。
「国立のぞみ園」の職員宿舎の近くから林道があり、途中に分岐があるものの城内まで通じている。
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