詳細不明。
越路城は新宮市の西に聳える標高253mの千穂ヶ峯から南へ伸びた尾根に築かれている。南の鞍部には越路峠があり、新宮市と熊野川との間を結ぶ峠道があった。
越路城は越路峠の北にあり、四ヶ所の曲輪群から成っている。最高所は標高150mの所で東屋が建っている。この曲輪は小さく周囲に低い土塁が残り、南端に虎口が残る。
最高所の南西、標高140m付近にある曲輪は城内で最も複雑な遺構がある。南側面には石積があり、北東尾根は堀切で遮断している。曲輪内は石塁で区画されており、南端に細い道がある。西の虎口は方形に窪んだ地形になっている。
三つ目の曲輪は標高110m付近にあり、南北二段で北端部に土塁があり、側面に石積が残る。
最後に越路峠のすぐ上にある曲輪は後世の改変が大きく曲輪かどうか判断が難しいが、三つ目の曲輪との間は堀切状になっている。
国道168号線の新越路トンネル東口の交差点を南へ入って行くと旧越路トンネルへと行くことができる。このトンネルの近くから越路峠を経て千穂ヶ峯へ登る登山道が整備されている。地図)
最寄り駅(直線距離)