築城年代は定かではないが檜杖荘司によって築かれたと云われる。
新宮神倉神社に奉公する修験者がこの地の荘司家で免許を取っていたことから荘司家の城と考えられている。
檜杖城は荘司家の西の山の頂部に築かれている。
南北に長い長方形の段には周囲に石積が残り、一段さがって帯曲輪が巡っている。この帯曲輪の側面にも石積がある。北東の尾根は二重堀切、南と北にも一条の堀切が残る。西側斜面には竪堀のような窪地がいくつかあるが、竪堀かどうかは不明。
県道740号線沿いに「荘司家の聖石」の案内板が設置されているので場所はわかりやすい。ここから民家の方へ歩いて行くと山へ入る道がある。コンクリート舗装された道をしばし歩いて行くと、左へ曲る道が現れるのでこれを曲って登って行く。またしばらく登って行くと鋭角に左後方へ伸びる道が現れるので、その道を歩いて行くと城址にたどり着く。
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