詳細不明。山内衆神代氏の城とも考えられている。曲輪IIIに佐賀鍋島藩が番所を置いていたと案内板が設置されているが、『佐賀県の中近世城館-第2集-各説編1(三養基・神埼・佐賀地区)』によればそういった資料などはなく典拠不明とのこと。
金山城は佐賀(肥前)と福岡(筑前)の県境にある標高967.1mの金山に築かれており、現在はハイキングコースとして整備されている。
主郭は三角点のある西端最高所で、そこから東へ伸びた細長い尾根に小規模な削平地があり東端の曲輪IIIが最も広い。南尾根に唯一堀切がある。
曲輪IIIは城内で最も広く低い土塁が巡っている。東端には東尾根に続くハイキングコースの山道が接続しているが、この部分は若干食違いになっている。これがもともとの地形なのかハイキングコースによる改変なのか判然としない。
金山への登山道は各方面からある。一般的には南山腹にある山中キャンプ場からの登山道で、駐車場やトイレもある。
今回は途中にある「城の山」が気になったので西の三瀬峠からの道を選択したが、遺構はなかった。