常陸 小原城ひたち おばらじょう
△トップに戻る
築城年代は定かではないが里見氏によって築かれた。 「日本城郭体系」では建武4年・延元2年(1337年)里見義俊による築城、「日本城郭全集」によれば里見民部少輔満俊を城主としている。 「さとみ物語」(館山市立博物館)には、鎌倉公方の家臣として里見兵庫助基宗と父家兼、叔父満俊などの名が記され、安房国里見氏と同族とされる。
城は土塁と空堀を方形にした館を基礎として、後に拡張されたようで周囲に土塁跡が散在して残っている。 水堀跡は残念ながら平成3年に埋め立てられてしまったようだ。