築城年代は定かではない。菊池十八外城の一つとされ、城主は菊池氏七代菊池隆定の五男伊倉七郎定直と伝えられる。
元居城は菊池川に突き出すように東へ伸びた丘陵に築かれている。現在竹藪の中に石碑と案内板が建てられている。この辺りは切岸になった平段が幾つか続いており、城郭らしさは感じられるものの堀切など明瞭な遺構はないようだ。
住宅地の入口に元居城への道標が出ている。城跡へは車道とは別に民家の方に向かって東に伸びた道をまっすぐ進むと、東下へ降りていく細い山道がある。これを進んでは行けば竹藪の中に続き、石碑まで行くことができる。