築城年代は定かではない。菊池十八外城の一つとされ、柏氏累代の居城と伝えられる。
掛幕城は木護川と向柏川、鉾甲川が交わる地点の北に聳える標高410m程の山に築かれている。
掛幕城は川に囲まれた南へ伸びた山塊の南端に築かれた山城であるが、曲輪の造成はほとんどなく、北へ続く山を遮断する空堀のみが城郭遺構として存在する。空堀は尾根を完全に遮断するもので、東西約200mに渡って続き竪堀として落ちている。
西側を通る国道387号線から本柏集落に登っていく道がある。この部分から城跡に建つ鉄塔に続く道があり、入口付近に駐車できる。(地図)