築城年代は定かではないが江馬氏によって築かれたと云われる。 江馬氏については江馬氏下館を参照。
「江馬氏城館跡」として下館・高原諏訪城・土城・寺林城・政元城・洞城・石神城が国指定史跡となっている。
高原諏訪城は江馬氏下館の南東、南へ伸びた尾根の頂部に築かれている。
北の県道に面した尾根に三重の堀切を設けて遮断している。この堀切に面した北の曲輪は南北に長く、東側に低い土塁を設けている。さらに南に堀切を隔てて主郭部に至る。
主郭は南北に長い方形の削平地があり、西を除く三方を腰曲輪が巡っている。北東の尾根には複数の竪堀を用いた小段があり、尾根先はvの字状に伸びた堀切となっている。
主郭の南には大堀切があり、南の曲輪群に続く。南の曲輪群は先端を大堀切で遮断し、南斜面に竪堀を設けている。先端からは通路があり、南端を傾斜しながら一度左へ折れて入る構造になっている。
江馬氏下館、あるいは江馬氏の菩提寺である圓城寺の境内脇から登山道がある。
また、車の場合、県道484号線を登っていくとその脇に入口があり、前後には路側帯もあるので駐めることはできる。
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