築城年代は定かではないが江馬時経によって築かれたと云われる。 時経は江馬氏14代で江馬輝宗の祖父にあたる。
「江馬氏城館跡」として下館・高原諏訪城・土城・寺林城・政元城・洞城・石神城が国指定史跡となっている。
石神城は高原川の北岸の台地の上にある石神集落の北の標高704mの山頂に築かれている。
主郭は山頂にあって東の尾根と南西の尾根を堀切で断ちきっている。南西の堀切には土橋が架かっている。南西の二郭は中央付近が鉄塔の建設により破壊されているが、南西に伸びる尾根をいく段かに削平しており、先端部に土橋の架かる堀切が設けられている。
神岡町の中心から国道471号線を浅井田ダム方向に進み、麻生野集落を経て石神集落に入る。石神集落にある白山神社の境内脇に標柱があり、そこから鉄塔保守用の山道が通じている。この山道で中腹に至ると左手前に折り返す道があり、その後二つ目の鉄塔が主郭の南西の曲輪にある。
これとは別に昔から山に入る道があり、たまたま道を尋ねた方が地主さんでこの道を使って登ったが踏み跡が残る程度である。
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