出羽 館岡城でわ たておかじょう
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詳細不明。『田沢村々誌』に坂上田村麻呂の悪路王退治の伝承が伝えられている。『羽後町郷土史』では小野寺義忠を城主としている。
館岡城は田沢集落の南に聳えるひょうこう154.2mの丘陵から西と南西に伸びた尾根に築かれている。
曲輪となる尾根上部分は林道による錯乱などもあるが、ほぼ地山のままであり、曲輪として平坦に造成しておらず、上部の切岸部分も曖昧である。一方側面は横堀や帯曲輪などが全体的に普請されており、城郭遺構であるのは間違いない。このような形態は一時的な陣城とも考えられる。