築城年代は定かではないが秋月種実によって築かれた。 古処山城主秋月種実の支城で守将は中願寺左近将監であったという。
三日月城は筑後川北岸の標高193.5mの山頂に築かれている。山頂部は三日月状に"く"の字になっているが、これが三日月城の名の由来である。
主郭は定かではないが、山頂部の北端がやや高くここには石祠が祀られている。明確な段にはなっておらず、ちょうど"く"の字の支点にあたる標高193.5m付近がやや広い以外は細尾根である。
北端の曲輪から北へ降りていくと城内では比較的広い削平地があり、北東に伸びる尾根に三条の堀切が残っている。
城跡として整備されているようではないが、すぐに藪化しそうな山がきれいに刈られている。
大分道に架かる陸橋と北側の側道が交差する地点に山に登る石段があり、そこから堀切道となって山に通じている。
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