野田城は玖珠川の北岸、玖珠saの南東に聳える標高436mの山に築かれている。
山頂に主郭があり、そこから南西に伸びた尾根に曲輪を展開している。ほぼ全周に畝状竪堀群が巡るのが最大の特徴である。
主郭は中央が一段小高く、その周囲に帯曲輪状の細い平地が取り巻く。北側側面は近年植林されたようで、比較的畝状竪堀群が見やすくなっている。しかし、南斜面や南西尾根は酷く密集した藪で、小型の重機で切り開いた作業林道が城域を分断して上がってきている。
南西尾根の曲輪の北側は比較的確認しやすく、この部分の畝状竪堀、曲輪に付く土塁は確認することができた。
北東麓に民家があり、その脇から林道が入っている。林道はすぐ上にある水道施設で行き止まりだが、そこから尾根伝いに登るのはたやすい。(地図)
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