詳細不明。北にある御所の陣と関係が深い城と考えられている。
小城は金涌集落の北に聳える標高273m程の山に築かれている。
東西二つの曲輪で東が高い。東曲輪は北から東に掛けて土塁があり、北東隅が櫓台状になって北側にある横堀に張り出し横矢となっている。
西曲輪は広く北から西側にかけて土塁が巡り北西に虎口を開く。土塁の内側には一部列石が残る。虎口の外側は横堀状となり、東曲輪に向かってやや傾斜して伸びている。
成仏寺から西へ進んでいくと金涌という集落に小門牟礼城への林道入口の道標がある。ここから林道を入って行くと「御所の陣」と記されたオレンジ色の札が掛かっており、そこから分岐して林道を登っていく。林道を登っていくと南側に廃車が置いてあり、この尾根を南へ進むと小城がある。車はこの部分に駐める事はできる。(地図)