詳細不明。
成仏城は標高720.5mの両子山から東へ派生した尾根の一つ、標高390m程の山に築かれている。
主郭は山頂東端部にあり、西背後を堀切で遮断し周囲に帯曲輪が付く。側面は石垣のような天然の岩肌になっている。堀切より西側も若干手が入っているようであるが、自然地形に近いものである。
主郭から東に腰曲輪を降りると外側に土塁の付いた横堀で尾根を遮断している。外側の土塁は幅2m程あり、その外側は自然地形の緩斜面である。さらに東へ60m程降った所にも、同様に尾根先側に土塁の付いた堀切があり、中央が開口して土橋が架かっている。ここも土塁の外側は自然地形の緩斜面であるが、南に虎口らしき凹みがある。その下方には帯曲輪があり、西下へ降りる道が付いている。この帯曲輪は先の堀切と繋がっており、西側は尾根を移動できないよう土塁を設けている。
成仏から両子寺に向かう県道405号線が主郭のすぐ背後を通過しており、ここから簡単に入ることができる。