元応元年(1319年)斉藤長門守景忠によって築かれたのが始まりと伝えられる。
斉藤氏は摂津国西成郡津村を領していたため津村氏とも称し、慶長年間(1596年~1615年)には毛利の武将津村監物忠尚が居た。
育野城は猫山の西峰、標高530mに築かれており、育霊神社の境内として参道が設けられている。
育霊神社境内となった曲輪Iを中心にII、III、IVが確認できる。北尾根には大規模な堀切2、東尾根には堀切1が確認できる。
現在の参道がとおる西尾根側にも巨石の少し手前に堀状地形(堀切3)があるが明確ではない。
育霊神社への道標が出ている。西麓に育霊神社の駐車場(社務所の東側)がある。
育野城側を見ると山腹に民家があるが、参道入口は民家の南側にあるので、その民家に向かって登っていけば良い。
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