延宝6年(1678年)宗義真によって築かれた。 宗義真は対馬府中藩3代藩主で金石城からこの桟原城へと居城を移し、藩の基礎を固め、格式も十万石になった。
対馬藩は対馬だけではなく肥前にも飛領地があり田代代官所で管理していた。
対馬府中藩は以後代々桟原城を居城として続き明治に至る。
桟原城は現在陸上自衛隊対馬駐屯地となっている所に築かれていた。
国道沿いに「桟原館跡」の道標が出ているものの、案内はこれだけである。西の国道と南の道路から見える部分に石垣がある。
桟原城の高麗門は対馬歴史民俗資料館に移築されていたが、今は厳原幼稚園に移築されているようである。ただ、対馬歴史民俗資料館の下にあるブルーシートがかぶせられている門はなんなのだろうか。
城門(移築 城門)