詳細不明。山名氏の家臣下津屋氏の居城である。
康正年間(1455年〜1457年)頃には下津屋伯耆守、永正年間(1504年〜1521年)頃には下津屋新三郎、永禄年間(1558年〜1570年)には下津屋安芸守、天正年間(1573年〜1592年)には下津屋丹後守の名が知られる。
伊福城は円山川に沿って北西に伸びた丘陵に築かれており、現在は登山道が整備されている。
主郭は山頂にあって東西に長く城内で最も広い。この主郭の周辺に腰曲輪などが付いており、曲輪の切岸も高く明瞭である。主郭の北西側は堀切状の窪地の先に一段の曲輪があり、南東側は竪堀が長く伸びた堀切と、北側のみ竪堀のような感じに落とした二重の堀になっている。また、北東側の山腹に三条の竪堀があり、西の二条はともに深く長く伸びている。
井田神社を目指す。国道482号線がもともと橋が架かっていた側から川沿いの道に入るとすぐに登山道入口の標識がある。ここを登れば城内に至る。南東の堀切から続く竪堀を降りると井田神社に降りてくることができる。
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