築城年代は定かではないが井上氏によって築かれたと云われる。
井上氏の詰城である井上城の出城とされる。
竹の城は井上城の東にある北西に伸びた尾根の標高544mの山頂に築かれている。
主郭は山頂にありそこから北西と南東に伸びた尾根に曲輪を展開する。主郭から北西に伸びた尾根は岩が露出して険しい地形で、四条の堀切があるが、その先はほぼ自然地形の尾根が続いている。一方南東側の尾根は大きく二段の曲輪があり、その先に長大な堀切、さらに続く尾根に三重の堀切を設けて遮断している。
登山道はいくつかあり北の尾根先の西側、西側の林道から乗越峠経由、南東の薬師庵側からも登る事ができるようである。
今回は北尾根西側の部分(地図)から登り、背後の乗越峠から西の林道へ降りて下山している。ちなみに林道は一般車両通行禁止のようであるが入口には大日堂跡がある。
最寄り駅(直線距離)