信濃 跡部氏館しなの あとべしやかた
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小笠原氏の分流跡部氏の本貫地である。跡部氏は伴野長時の子朝長が跡部に住んで跡部氏の祖となった。室町時代に跡部氏は甲斐国守護代として甲斐へ移ったと云われ、その子孫が武田氏の重臣跡部信秋などはこの末裔とされる。
跡部氏館は千曲川に面した跡部集落の北端、浅蓼大橋の南詰付近に築かれていたと云われる。ちょうど国道141号線によって分断される形になったといい、現在は橋の袂に「跡部氏館」の標柱が建っているのみで遺構はない。