詳細不明。
駒戸山城は標高540mの駒戸山に築かれている。
単郭の城でやや分厚い土塁が囲繞し、南尾根を掘切で遮断、東側が虎口になっている。
城がある場所は南北に続く主尾根と南東の田保坂峠に続く尾根がちょうど交わる位置にあり、田保坂峠方面に虎口を開いている。南尾根はかろうじて堀切で遮断しているものの、北尾根側はほぼ切岸もないような状況であり、警戒は薄い。もっと軽微な土木量で堅固な城とするならば、南尾根の先端付近に選地すればよく、そうしていないところから考えると、田保坂峠方面を意識した城と考えられる。
道はない。 「名草の巨石群」方面に進んでその駐車場からさらに奥に進むと「名草イワナパーク」があり、ここから東の谷に続く林道を入った。林道から作業道が谷間伝いについており、そこから南尾根によじ登っていった。