築城年代は定かではないが平安時代末期に渋谷重国によって築かれたと云われる。
平治の大乱(1159年)で近江の所領を失い、奥州の藤原氏を頼って落ちる途中の佐々木秀義が、渋谷重国と出会って重国の館に留まったといわれる。
現在は城山公園として城の一角が公園となっている。
城は東西南側が谷となり、その南端が公園として整備されて、北側には土橋の架かる空堀、北側から東側にかけて低土塁が残されている。
訪れた当日は何やらお祭りらしき催しが行われており、公園内は人の山でゆっくり散策できるはずもなく...。