旗本朽木氏の陣屋。
寛文元年(1661年)常陸土浦藩主朽木稙昌の弟則綱が常陸国の所領3千石を分知されて旗本となったことに始まる。
朽木則綱は徳川家綱の中奥小姓から昇進して綱吉の頃に3千石を加増され6千石の旗本となった。元禄11年(1698年)に所領が近江国に移されたことから八幡町に陣屋を構えていたが、天保2年(1831年)に北之庄町に移され、以後明治まで続いた。
朽木陣屋は稲荷大神の南側のあたりに築かれていた。
北之庄神社にある北之庄里山ハイキングルートマップに陣屋の位置が記されているが、現地には特に案内板などは設置されていない。