詳細不明。佐々木六角氏によって築かれたとも云われるが定かではない。
城は八幡山城から北へ尾根伝いに行った所にあり、八幡山の山塊としてはちょうど中間地点にある。
城は北側を意識して築かれており、南側は土塁を隔てて深い堀切で土橋が架かる。曲輪は南北に南側から上段、中段、下段とある。
上段の曲輪は北側に虎口があり、この付近に石積が見られる。周囲は土塁で囲まれ、曲輪内部には内部を区画した低い土盛が一部残り、通路が比較的明確にわかる。
下段の曲輪には窪みがいくつか残っており、「七ツ池」の名称が付けられている。おそらく飲料水を確保するための池と思われる。
この城の最大の見所は東側に設けられた大手の桝形虎口で、石積みを伴わない中世山城の虎口としては、規模も残存具合も絶品である。
東側の麓にある北之庄神社より登山道があるらしいが、八幡城の北曲輪から縦走路がありこちらを利用した。
北曲輪からの距離は直線で500m強、約10分で南側の案内板へたどり着ける。
最寄り駅(直線距離)