長門 豊田氏向山館ながと とよたしむかいやまやかた

城郭放浪記


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長門 豊田氏向山館の写真
掲載写真数
形態
居館
別 名
なし
文化財指定
なし/不明
遺 構
なし
城 主
豊田氏
歴 史

築城年代は定かではないが豊田種藤によって築かれたと云われる。

種藤は一ノ瀬に居館を構えた豊田氏十二代豊田種長の子で、種長・種本父子のいる一ノ瀬の館からこの向山に分かれて館を構えた。種長の没後は種藤が十三代の家督を継ぎ、それまでの居城である一ノ瀬城とは別に長生寺城を築いて居城としたという。

豊田種藤の庶子の種治は向山館の山の反対側にある御幣司に居館を構えて東殿と呼ばれ、種藤の家督を継いだ十四代種秀は西殿と呼ばれた。伊予の二神島に渡り二神氏を称した種家も庶流である。

説 明

豊田氏向山館は山の北麓に築かれていた。東八幡宮から山裾に沿って通る道を北東方向に進んで行った所に案内板が設置されており、この水田の奥に諏訪社の石碑があり、この辺りが居館跡である。

山際に二段ほどの土壇があり、諏訪社の石碑がある。その脇にある池は堀の一部であろうか。殿敷公会堂近くの県道沿いに種藤が建立した菩提寺の知行寺跡がある。

「殿敷」の地名は「豊田殿屋敷」から「殿屋敷」さらに「殿敷」と省略されて付いたものだという。

御幣司の東殿屋敷も探してみたが、こちらは特に案内板もないようで場所もよく分からなかった。

案 内
最寄り駅(直線距離)
9.9km 四郎ケ原駅
所在地/地図
山口県下関市豊田町大字殿敷
付近の城(直線距離)
0.9km 長門 長生寺城
1.2km 長門 諏訪山城
1.6km 長門 矢田城
2.6km 長門 一ノ瀬城
2.8km 長門 豊田氏館
4.8km 長門 稲見城
8.3km 長門 岡枝茶臼山城
8.8km 長門 上保木城
9.8km 長門 金蔵山城
最終訪問日
2013年2月
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