築城年代は定かではない。館主は原氏で、建久2年(1191年)に南部光行が糠部へ入部したとき、早くからこれに従った在地豪族であったという。一説に11代南部信長以降の家臣ではないかとされる。
寛文4年(1664年)原半三郎のとき、盛岡藩主二代南部重直に狩場での落ち度を咎められて原家は断絶となった。その後、原家も再興がなり、原祐知(工藤数馬)の時代に明治維新を迎えた。
原館は熊原川北岸の高台に築かれており、現在は稲荷神社の境内となっている。
国道104号線沿いにある平山酒店の前に石碑が建っている。そこから北へ入って行くと神社があり、案内板が建っている。