寛文2年(1662年)名取長知によって築かれた。 関ヶ原合戦以後、美濃の天領を管轄する代官所は靭屋町、米屋町、可児郡姫郷、大野郡三輪、徳野陣屋と移ったが、寛文2年(1662年)名取長知の時に、笠町へ移され、笠松村と改められ以降明治に至るまで続いた。
笠松陣屋は天領を管理する代官所で、享保17年(1732年)辻守雄の時に美濃国と伊勢国の天領を管轄する美濃郡代となり、明治元年(1868年)廃藩置県によって笠松県となり、明治4年には岐阜県となった。その後県庁は岐阜町へ移された。
現在は市街地に没して遺構は残っていないようである。 住宅街のなかに小さな史跡公園として石碑と案内板が設置されている。
笠松競馬場の南西にあり、柿本神社の南側の交差点を東へ行くと右手に史跡公園がある。
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