天正3年(1575年)武田氏によって築かれた。長篠城合戦の陣城の一つで武田信実・小見山信近(小宮山)が陣を敷いた。

織田・徳川連合軍が援軍にくると武田氏の本体は城の押えを残して設楽ヶ原へと戦場を移す。残った兵に対して酒井忠次軍が背後から押し寄せ、武田信実以下尽く戦死したという。

陣は北西に張り出した尾根の先端にあり、案内板の所と金比羅宮の間が削平され、案内板近くに溝と土盛が確認できるが、堀と土塁跡かどうかは定かではない。

また、尾根を降って行くと景色が開け、竪堀らしき溝と曲輪らしき段差がある。

最寄り駅(直線距離)
0.6km 長篠城駅
1.4km 鳥居駅
1.5km 本長篠駅
2.0km 大海駅
3.8km 三河東郷駅

付近の城(直線距離)
0.5km 三河 中山砦
0.7km 三河 長篠陣屋
0.7km 三河 長篠城
0.8km 三河 君ヶ伏床砦
0.8km 三河 久間山砦
0.9km 三河 大通寺山陣所
1.3km 三河 天神山陣所
1.4km 三河 医王寺山勝頼陣所
2.7km 三河 清井田陣屋
3.9km 三河 出沢村砦
3.9km 三河 設楽氏陣屋(竹広陣屋)
4.3km 三河 川路端城
4.4km 三河 川路城
4.5km 三河 柿本城
4.6km 三河 川路市場城
4.7km 三河 来迎松城
5.0km 三河 岩広城
5.2km 三河 大野城
5.6km 三河 白倉城
5.8km 三河 欠下城
6.2km 三河 夷ヶ谷城
6.5km 三河 井代城
6.8km 三河 新城城
6.8km 三河 宇利城

2008年4月