築城年代は定かではないが天文年間(1532年～1555年)頃に菅沼伊賀守定盛によって築かれたと云われる。

菅沼氏一族島田菅沼氏の城で、定盛ののちに、定勝、定清と続いて新城の井道に移ったという。

田内城は豊川(寒狭川)に面して南北に伸びた丘陵に築かれており、現在は遊歩道が設置されている。

山頂の主郭を中心に南北に腰曲輪がついているが、堀切などはなく南はそのまま緩斜面尾根となっている。

登口は西側にあり、案内板とともに個人宅の敷地と思われるところに駐車場の案内がでており、訪れやすい。

現地案内板
中部地方の中世城館 <4> 愛知1(東洋書林)(愛知県中世城館跡調査報告II,III)
信濃をめぐる境目の山城と館 美濃・飛騨・三河・遠江編(戎光祥出版)
日本城郭大系〈第9巻〉静岡・愛知・岐阜(新人物往来社)

付近の城(直線距離)
0.6km 三河 道満館
1.1km 三河 小代城
2.5km 三河 田峯城
2.9km 三河 田口城
3.1km 三河 松戸城
4.2km 三河 荒尾館
4.6km 三河 岩古谷城
5.2km 三河 海老陣屋
6.1km 三河 長江城
6.7km 三河 小田城
7.3km 三河 法華城
7.4km 三河 鍬塚城
7.4km 三河 笠井島城
7.8km 三河 大桑館
8.4km 三河 木和田古屋敷
8.8km 三河 小鷹城
8.9km 三河 木和田城
8.9km 三河 二の宮砦
9.2km 三河 万場庄司館
9.3km 三河 菅沼城B
9.5km 三河 菅沼城A
9.6km 三河 木和田城ヶ根城

2021年9月