天正16年(1588年)北山一揆鎮圧のため豊臣秀長の軍勢、吉川平介、三蔵兄弟や堀内氏善らが築城したという。
辛怒田城は深沢峠と吉ゃ奥峠の間に聳える標高638mの辛怒田山に築かれている。
主郭は山頂の曲輪Iで北下に帯曲輪IIを伴う。
西尾根は主郭下に堀切2があり、北側のみ竪堀が伸びる。その先に自然尾根が伸びるが堀切1がある。南東尾根は幅広の堀切3、北尾根は少し下ったところに小さな堀切4があるが、倒木の影響で不明瞭である。
非常に山深いところにあるが、吉ゃ奥峠を越えて行くような山道があり、距離はあるが比較的楽に行くことができる。ただし道の分岐が多く道標などは何もないのでGPSを活用するなど注意深く行く必要がある。
最寄り駅(直線距離)