築城年代は定かではないが南北朝時代に一色範光によって築かれたと云われる。
正平8年・文和2年(1353年)幕府方であった一色範光が南朝方勢力に仁比山城を追われ、菩提寺山城へ逃げ込んでいる。延文5年(1360年)には南朝方の菊池氏が菩提寺城に籠もって少弐氏に攻められている。
菩提寺城は標高429.9mの土器山(かわらけやま)に築かれている。
菩提寺城は山頂部と山腹部の二箇所に城郭遺構がある。山頂部は東西に伸びた尾根に細長い曲輪を設けており、西端は北側に土塁が残っている。
山腹遺構は名前の由来となった菩提寺があった所で、堂宇が建っていたが今は崩壊している。この堂宇の上側の尾根に土塁を伴った曲輪が東西に二段あり、東に向かって小さな平段が続いてる。
東麓に八天神社があり、その北側に駐車スペースがある。この八天神社から整備された登山道が山頂まで続いている。(地図)
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