出羽 横越館でわ よこごしだて
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築城年代は定かではないが平安時代末期に藤原安親によって築かれたと云われる。 藤原北家の山蔭中納言を祖とし、その孫にあたる藤原安親が荘官として下向し土着して築いたのが横越館で、横越太郎と名乗ったと云われる。
横越氏はその後八代続き、成宗のときに鮎貝城へ移り、鮎貝氏の祖となったという。
横越館は現在の高徳寺一帯に築かれていたという。一辺140m四方程の規模で堀と土塁が巡っていたようであるが、現状ではよくわからない。寺の西背後に若干土塁があり、その外側に堀跡らしき凹みがある。