詳細不明。
岩部山館は中山駅の北に聳える標高506mの岩部山山頂に築かれている。 岩部山は江戸時代に金毛和尚によって三十三観音(磨崖仏)がつくられ、信仰の対象となった。
岩部山館は山頂から西へ伸びた尾根に曲輪を展開しており、その遺構は東西約300m程に広がる。東側の尾根は天然の要害となっているためか、浅い堀と低い土塁程度の遺構しかなく、さほど堅牢な備えをしていないが、西尾根側は連続した虎口遺構や横堀、土塁などが累々と続いており、厳重な備えとなっている。虎口は枡形状に折れを伴うもの、西の正面に堂々と開口するもの、細い通路と竪堀によって隠すようなものなど色々とある。一部には石積も残り、横堀と竪堀によって固く防御している。
中川小学校の近く。岩部山三十三観音入口の駐車場があり、そこから山頂まで登山道が付いている。
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