天平5年(733年)庄内にあった出羽柵を高清水の地に移したのが現在の秋田城で、天平宝字4年(760年)頃に出羽柵から秋田城と改称された。秋田城は一般的に「あきたじょう」と呼ばれているが、本来は「あきたのき」が正しい読み方である。
秋田城は出羽の国府として大陸の渤海国などとの交易の入口であったとも考えられ、その存続は平安時代の10世紀頃までと考えられている。
秋田城は秋田県護国神社の近くにあり、高清水公園となっている。近年「秋田城跡歴史資料館」が近くに建設され、出土遺物などの展示がなされている。
護国神社の南にあるのが政庁で、そこから東大路が続き、復元された外郭東門と築地塀に至る。外郭の外側には古代の水洗トイレが復元されており、これが秋田城のなかでも先進的な遺構である。水洗トイレは古代沼へと繋がっており古代の最先端で、これが渤海国との繋がりによるものではないかとの見方もあるようだ。
高清水公園の無料駐車場がある。
秋田城跡歴史資料館の利用は下記の通り。
入場時間 | 午前9時-午後4時30分まで |
休館日 | 年末年始(12/29-1/3) |
料金 | 大人200円 高校生以下無料 |