詳細不明。城主は城氏、星野氏が伝えられる。
金国城は金国城から東へ派生した尾根の標高290m付近と、標高200m付近の二つの城が存在しており、ここでは『福岡県の中近世城館跡』に従って上の城を金国城a、下の城を金国城bとして紹介する。
金国城bは標高200mの最高所を主郭部で南東から北東に三段の曲輪があり北下に帯曲輪を配している。これにの曲輪群の周囲にはビッシリと畝状竪堀群を巡らせているが、現状は藪の中である。主郭部の北端に虎口があり、外枡形状の曲輪を経て、竪堀の一つを通路としている。北東に伸びた尾根にも平段が続いており、こちらも城域と思われるが先端には堀切などがなく自然地形へと変わっていく。
金国城bが畝状竪堀群を巡らせ、高い切岸を持つのに対し、金国城aは低く甘い切岸と堀切の古い遺構と考えられる。
林道が主郭背後を通っており、簡単にいくことができる。
最寄り駅(直線距離)