築城年代は定かではないが応永年間(1394年〜1428年)大神親増によって築かれたと云われる。
大友系大神氏の祖である大神朝直は始め石松城を築いたが、三代親増のとき深江城を築いたという。
天正14年(1586年)島津軍によって攻められ城主鎮勝は城を脱して助かったが、朝鮮の役で戦死した。
深江城は入江となった港に面した丘陵に築かれており、現在山頂には住吉社が祀られている。
城の明瞭な遺構は残っていない。第二次世界大戦の回天(人間魚雷)の基地として利用されていたようで、山の麓には弾薬の格納庫が掘られている。