詳細不明。日本城郭体系には独立した項がないが国留城122で「渡辺氏が国留城とともに矢野城を築いたといわれる」と記されている。また日掛城の案内板には矢野城主は小川主膳と記されている。
高鉢山城は女鹿山と大仙山(神山)との間にある高鉢山に築かれている。 城山の南、女鹿山の北西の尾根上には矢野と世羅郡甲山町青近とを結ぶ山道が通っている。
それほど期待せずに登った城山なのだが、遺構の状態は極めて良好で、畝状竪堀群や連続堀切など見応えがある。
高鉢山は南東に張り出した尾根の頂部が高くなった山であるが、北西側の尾根は三重堀切で断ちきり、堀切から変化した竪堀は北側斜面の独立の竪堀と並び畝状竪堀群となっている。
山頂から北東側に伸びた尾根には階段状に五重堀切が設けられ、堀切は南側斜面に畝状竪堀群として伸びている。また山頂から南の尾根付近には七条の畝条竪堀群も設けられている。
曲輪は山頂にやや広い削平地がある他は南西側斜面に数段の削平地が設けられている。
国道432号線を北上し、矢多田トンネル南口の手前にある県道427号線との交差点を西へ曲り矢野温泉を目指す。この矢野温泉の隣に神山・女鹿山・男鹿山ハイキングの案内板があります。神山登山口近くから山腹を通る山道を経て高鉢山の東尾根に設けられた鉄塔への道を登ります。この鉄塔から山に入った所から堀切が連続しています。
最寄り駅(直線距離)