詳細不明。城跡にある坂本家の由緒書には「坂本家先祖 初代は亀岩坂本城々主坂本喜三兵衛天正十年近江坂本城落城後土佐ニ来リ長宗我部元親ニ仕ヘル父ハ近江坂本城々主明智左馬之助光春ト伝ハル」と記されている。 元親の正室が斎藤利三の妹であることなどの縁であろうか。また、中島氏(中島源兵衛)が城主ともいう。
余談であるが、明智秀満の後裔とも称する坂本龍馬の先祖が住んでいた長岡郡才谷村はここから直線距離にして1.5km程の所にある。
坂本城は北山越えの道(本山へ至る)の入口にあり南の亀岩城とともにこの街道をおさえる要衝に築かれている。
主郭は南の頂部にあり、北側に土塁が一部残っている。主郭の下には腰曲輪が巡り、南に畑となった段が二段程確認できる。北は大空堀となり、その先の北尾根に二条の浅い堀切がある。その北側には坂本家の墓所があるがここも城域であったのが、墓地の北側に一条の堀切が残っている。
国道32号線を北上して南国icを過ぎ、高知道の高架下を越えた所から県道33号線へ。少し北上すると川に橋が架かっているのが見える。ここの南の山が亀岩城。北の山が坂本城。
橋を越えてそのまま進み、北西側から山に入る道がある。
最寄り駅(直線距離)