八木城を詰城した八木氏累代の居館。
八木城殿屋敷は八木城登山口の東側一帯に築かれていた。 もともと畑地だったようであるが、現在は空き地になっている。
殿屋敷遺跡では過去に発掘調査が行われており、殿屋敷を囲む堀や門跡、掘立柱建物跡などが検出されている。
殿屋敷遺跡のすぐ上には同じく国指定史跡となっている赤淵遺跡(地図)があり、江戸時代には開元通宝が45kgも出土したという。現在はただの溜め池のようになっているが、奥に再建された八木氏の氏神である赤淵神社の社がある。
八木氏の菩提寺の一つが八木古城の北麓にある今滝寺(地図)である。ここにある木造金剛力士像は鎌倉時代中期の正嘉2年(1258年)に常光寺の仁王像として作られたもので、常光寺も八木氏の菩提寺の一つという。