詳細不明。葛山城を居城とした葛山氏の詰城(かくれ城)、あるいは古城とも伝えられる。
葛山かくれ城は葛山城から更に2.4km程谷の奥へ入った標高480m付近に築かれている。
城の遺構は不明瞭な部分が多く、最初城域に入ったような感じは受けていたのだが、縄張図に描かれている堀切が確認できるほど明瞭ではなく、また一部藪に埋もれていたため、そのまま素通りして標高520m程の所まで突き進んでしまったくらいである。
谷の奥にある山乃神社の所に「葛山古城跡」への道標があり、尾根伝いに登り詰めると低い切岸と浅い堀切状の凹みがある。これが中心となる一つの曲輪であるが、削平も甘く切岸も低い。ここから山上に向かって歩くと、浅い凹みもあるが、殆ど自然地形の尾根である。
少し明瞭な遺構は中心となる曲輪から東へ伸びる尾根を降りた所にあり、ここに明瞭な堀切、さらに降ると切岸を伴う曲輪が確認できる。切岸加工はそれなりにされているが、ここも削平は甘くなっている。
葛山氏館の所から谷沿いに入って行くと山乃神社がある。車はその少し手前にある車止めの辺りに置いてきた。特に明瞭な山道があるわけではないが、神社の所からよじ登っていけば城域には達するであろう。
最寄り駅(直線距離)