詳細不明。「玖珂郡志」によれば筑紫大炊頭の居所で、あるとき狐火を敵の来襲と見誤って慌てて退却し、城の後の谷底に転落して多数の人が死んだという伝承が残る。その場所を「人づえヶ浴」と呼ぶという。
白滝城は小瀬川の西岸にある標高459mの白滝山に築かれていたという。地図の位置は「白滝城跡」の看板のある白滝水神社を指している。
白滝城の遺構ははっきりせず、現地では山頂から北西に少し降りた所にある白滝水神社の所に「白滝城跡」の看板があり、その入口に「城門跡」の看板を建てている。 この境内は少し谷地になっており、鏡池という池がある以外とくにめぼしいものは見あたらない。
白滝山の山頂部も特にめぼしい遺構はないのだが、少し南へ降りた所に「旗立岩」があり、岩に二つの柱穴が開いている。「日本城郭大系」には「峰尾に柱穴らしき、経・深さともに0.27-0.3mばかりの穴が六個石上にある。」とあるが、これは見つけられなかった。
白滝山の南西麓にある岸根集落に登山道入口があり、ここに登山コースを示した案内板や白滝城の案内板もある。(地図)
白滝山へは南の尾根上に登り、山頂を経由して大師山方面へ降り尾根分かれから降りてくるコースが道標通りでわかりやすい。白滝城もこのコースから道標がある。
最寄り駅(直線距離)