天正15年(1587)豊臣軍によって築かれた。
豊臣秀吉により九州攻めで豊臣軍の先鋒隊小西行長、九鬼嘉隆らが水軍を率いて川内に上陸し、平佐城を攻めるために築いたのが安養寺城で、近くの猫岳、猪子岳にもこのとき陣城が築かれた。
安養寺城は川内川に面した猫岳の東側にある標高64mの丘陵に築かれている。
主郭は土塁囲みで同心円状に帯曲輪が取り巻いており西側に段を重ねている。周辺には石が散乱しており石積みも多く残る。長年調査されてきた城で、2019年頃には木もかなり伐採されていたようであるが、2023年現在では雑木林が生い茂った状態になっている。
西側に宮里浄水センターがある。この入口を東へ曲がって北の土手側に回り込み、土手の東端から登って行く。土手下に駐車可能。
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