詳細不明。
土成城は土成集落の西背後にある標高187mの丘陵に築かれている。
山頂部は広く植林された平地が広がりやや切岸状に小高くなっている。ここが主郭なのかどうかわからない。「鹿児島県埋蔵文化財情報データベース」の遺跡範囲ではここから北へ伸びる尾根も含んでいるが、この辺りを歩いてみたものの明確な城郭遺構はなく、尾根のくびれた部分にも堀切などの遺構は見あたらない。城の遺構と思われる横堀が南側の中腹にある。その下にもシラス台地特有の垂直に掘り下げた堀か道がある。
土成公民館近くにある標柱には「町内で最も大きな塚がある」と記されているが、この塚を見つけることはできなかった。
国道269号線の西側に「土成の山城跡」の標柱が建っている。 城山へは標柱から少し南へ行った辺りから西の山上に登っていく車道があり、その先に「記念碑」のたつ所から折り返して山上に通じる道がついている。