築城年代は定かではないが中島右衛門によって築かれたと云われる。
慶長4年(1599年)伊達氏の家臣高野光謙が平沢領主となり、江戸時代は平沢要害として代々高野氏が続いた。高野氏は仙台藩着座の家格で1650石を領した。
平沢要害は現在の蔵王町平沢地区公民館の地に築かれていた。
公民館のところに石碑と案内板が設置されている。案内板の古絵図を参照すると公民館とグラウンドをあわせた一帯が主郭と副郭のようであるが、めぼしい遺構は残っていないようである。
道は狭くわかりにくいが、蔵王町平沢地区公民館に駐車場がある。